【車ナビゲーション:車の買い方 64】中古車購入を代行してもらう際の注意点
中古車を購入したいけど、気に入った中古車が見つからない、 もっと自分の希望とする中古車を探したいと思われている方も多いかもしれません。
そこで、中古車購入を代行してもらう、中古車オークション代行というシステムが存在します。
中古車購入を代行するシステムとは
中古車を代行するシステムに、「オートオークション」というシステムで車を購入する方法があります。
このオートオークションには参加資格が必要です。
一般人が参加するオークションとは違い、参加資格を持つ中古車販売業者がこのオークションに参加し、出品されている中古車のデータを確認しながら希望の中古車を競り落としていくシステムで、 落札した車両を自社で販売することができます。
オークションに参加して中古車を購入したい場合は、このオークションに参加して入札する代行業者に依頼する必要があります。
代行業者に依頼する場合は、「希望の車種や年式、車体色、希望価格」などを伝えて依頼することになります。
中古車の購入代行を依頼するメリット
中古車のオークション代行のメリットとして、安く車両が購入できることが挙げられます。
中古車販売店等で購入する際には、その販売店等の利益を反映させた価格で販売されています。
どうしても、在庫車の維持費や保証に充てられる経費も必要となるので、それらの必要となる金額を販売額に反映させる必要があります。
もちろん、オークション代行業者に中古車購入を依頼するに際にも、手数料がかかります。
しかし、維持費のない代行の方が諸経費を安く抑えられ、 最終的には安く車両が購入することができると言えます。
中古車の購入代行を依頼するデメリットと注意点
中古車の購入代行を依頼するデメリットとしては、「実際に試乗や車の細かいところまでは確認できない」ということです。
あくまでモニターに映し出された画像と、車検証、走行距離、車の状態などが記載された出品票で確認するだけなので、オークションに出品されているデータ以上の、小さなへこみやキズなどは、 実車が来てみないと分かりません。
オークションに出品される車は、オークション会場の検査員による事前検査が入るので、 車の状態を客観的にチェックしていると言えるでしょう。
しかし、やはり実車を確認してみると、思ったよりキズが多かったり、 良く確認しないと分かりづらい個所に不具合を発見したというトラブルが、 起こる可能性も高いとも言えます。
中古車のオークション代行に関しては中間マージンがないので安く買えるメリットもありますが、その分、このようなトラブルが起こる可能性もあるということを認識する必要性もあります。
中古車購入を代行してもらう際には、メリットとデメリットを十分理解し、不明な点がある場合は相談などをして進めていくようにしましょう。