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【車ナビゲーション:車の買い方編⑫】チェックしたい中古車定期点検記録簿

最終的に購入を決める際の重要なポイントとなる定期点検記録簿。

以前はそれほど注目されていませんでしたが、これは前オーナーがどういった点検を受けていたかを知るためにとても役に立つものです。

気になる車のコンディションを知るためにも、必ずチェックするようにしましょう。

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定期点検記録簿とは?!

定期点検記録簿とは、その車の過去の整備状況を把握するためのものです。

正式には定期点検整備記録簿と呼ばれています。

これは人間に例えると、医者が書いているカルテのようなものになります。

これまで前オーナーがどのくらい点検を受けたか、エンジンオイルをどのようなタイミングで交換していたかなどの情報が、定期点検記録簿に記されています。

定期点検記録簿がない場合

中古車の中には、定期点検記録簿が全く無いものや、一部しか残っていないものなどがあります。

定期点検記録簿は車の売却を行なうときの査定価格に影響しますので、大抵の場合は保管されているものですが、無くなってしまっている場合には、前オーナーが紛失してしまったか、あるいは何か理由があって破棄してしまったことが考えられます。

破棄する理由としては、様々なことが考えられますが、中には中古車のそのままの状況が伝わってしまっては売れなくなってしまうという事情から、いずれかの段階で誰かが破棄してしまっている可能性が考えられます。

とはいえ、定期点検記録簿のない車は必ず壊れる、というわけではありません。

しかし購入者側としては、これまでの車の状況を判断できないことは大変不安なことです。

出来る限り定期点検記録簿がきちんと保管されている車を選ぶか、ない場合はその理由を中古車販売店に聞くようにしましょう。

定期点検記録簿の大切さ

定期点検記録簿は、故障の少ない中古車を見分けるために非常に重要な資料です。

車は機械ですので、絶対に故障がないということはありません。

しかし大切に乗っていれば故障などのトラブルに見舞われることが少なくなることは確実です。

前オーナーがその車を大切に乗っていたかを知るために役立つのが、定期点検記録簿です。

自動車ユーザーには、道路運送車両法によって、日常点検と定期点検が義務づけられています。

安全な状態で車を公道で走らせていなければ、整備不良とみなされることになってしまいます。

道路運送車両法では、乗用車の場合、1年毎に定期点検を受けなければならないことになっています。

しかし受けなかったからといって、車両にとくに問題がなければ罰則を受けることもありませんので、車検の時以外の点検は実施されてない方も多いでしょう。

定期点検は修理工場に依頼する場合がほとんどですが、当然費用がかかります。

調子良く走っている車を、お金を払ってまで修理工場に持って行って点検を受ける、というのは、なんだか損をしているような気持ちになるものです。

しかし安全に車を走らせるためには、定期点検はきちんと受けることが大切なのです。

ここで定期点検を行った記録は定期点検記録簿に残ることになります。

同じように、前オーナーが大切に車を扱っている方である場合は、定期点検記録簿にその様子が示されていることでしょう。

このような理由から、中古車を購入するときには、定期点検記録簿を確認することがとても大切なのです。