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【車ナビゲーション:車の買い方編⑲】中古車の一般的な平均走行距離と目安

中古車購入時の重要なポイントとなる走行距離ですが、一般的に、中古車はどのくらい走っているものなのでしょうか? 

年式や使用方法(通勤・社用・土日中心)による、平均的な走行距離の違いについて、ご紹介いたします。

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一般的な走行距離の目安

一般的な走行距離の目安 中古車市場では一般的に、中古車の走行距離の目安は「1年に1万km」といわれています。

つまり、5年経っていれば5万km、10年経っていれば10万kmが一般的な走行距離だということです。

5年で2~3万kmや、10年で5~6万kmなどは、走行距離の少ない部類に入ります。

この基準で走行距離の少ない車は、同じ車種で、同時期の年式であっても、走行距離が多い車より高めに売り値を設定されていることが多くなります。

しかし、10年経っているのに2~3万kmしか走っていないなど、極端に走行距離が少ない場合は、それほど価格が高くない可能性があります。

これほどまでに走行距離が少ない車は、長い間動かさずに放置されていた期間があったと考えられるためです。

車などの機械製品は、定期的に動かしているほうが調子が良いことが多く、あまり動かさず放置していると、故障の原因が増えてしまいますので、年数の割にあまりにも走行距離が少ない車にも、注意が必要です。

使用方法による走行距離の違い

中古車は使用方法によって、走行距離にかなりの差が出てきます。

例えば普段、近所の買い物にしか使用しない程度であれば、年間の平均的な走行距離は2千km~3千km程度です。

しかしこの使用方法は、エンジンが冷えている状態から走行をはじめ、少し走って、エンジンが温まりきる前にエンジンを止める、ということを繰り返すことになりがちで、車にとっては少々負担のかかる使用法であることも考えられますので、見た目には綺麗な状態であっても、こまめな点検や整備が必要な状態の車かもしれません。

土日のレジャーなどへの使用が中心の場合は、平均的な年間走行距離は5千km~7千mと言われています。

この走行距離は、一般的な平均年間走行距離よりも若干少なめで、価格的にも高めに設定される部類に入ります。

通勤や通学に使用される車の走行距離は、目的地までの距離にもよりますが、平均すると片道10kmほどの場所へ通っている場合で、年間の走行距離は5千km~1万kmの範囲になるようです。

これが最も一般的な中古車の年間走行距離に近いと言えるでしょう。

長距離の通勤に使用している場合には、この年間走行距離をオーバーすることが考えられます。

社用車の場合は、かなり走ることになりますので、近場を回っているような場合は年間で1万km~1万5千km、長距離で使用する場合には、1万5千kmを超えた走行距離になります。

このような中古車は、過走行車両として取り扱われ、同じ車種で、同時期の年式であっても、走行距離が低いものに比べ価格が低く設定される傾向にあります。

走行距離によるコンディションの良し悪しは、前オーナーのメンテナンス次第で決まることも、お得に中古車を購入するために覚えておくと良いでしょう。