【車ナビゲーション:車の買い方編㉔】中古車を乗り換える最適なタイミング
日本車は一年間に1万km走ればよしとされ、概ね、10年は問題なく走行できると言われています。
車を中古車で購入する場合、よほど思い入れのある車種か、予算の都合でなければ、長くて5年以内5万km以下の中古車を選んで乗っている人が多いでしょう。
しかし、その中古車も長く乗れるものではありません。
中古車を乗り換えるタイミングはいつなのでしょうか?
車が故障した時
中古車を購入する場合、新車よりも故障のリスクが大きいのは事実です。
新車に近い年式や、短い走行距離で買ったはずなのに、エンジンルームの不備や、走行距離の巻き戻しなどが発覚し、実際には故障寸前の中古車だった、という事も良くある話です。
そんな時は、ディーラーに「瑕疵(かし)担保責任」を問う事が出来る為、他の車に交換してもらえる可能性があります。
もちろん、地道に乗り続けて、寿命を迎えて故障というケースもあります。
その場合、修理に出すという手段もありますが、古い車の場合は修理する際に、思いのほか費用がかかってしまう為、買い替えた方が早いという場合もあります。
今の車に特に愛着がない場合は、乗り換えてしまうのも一つの手です。
他に欲しい車ができた時
特に故障などはしていないけど、今乗っている車に飽きてしまった、という人もいます。
車というものは乗り続けないとその良さは分かりません。
外観や仕様が気に入って購入してみたものの、乗り心地がイマイチ良くない、運転しづらいなど、 乗り続けて初めて出てくる不満もあります。
また、購入した後に他に欲しい車が見つかってしまい、今乗っている車にどうしても愛着がわかなくなった、などの理由も考えられます。
中古車の場合、新車よりも安い値段で購入している分、自分の気持ちのタイミングで、乗り換えを決めるケースも多いようです。
環境が変わった時
家族の生活を支える為の、大切なツールのひとつとなるのです。
例えば子供が生まれて家族が増えた場合、親世代と同居となる場合など、4人乗りの乗用車よりも、7人乗りのワゴンタイプに乗り換えた方が何かと便利です。
しかし、家族が増える物入りの状況下で、新車を購入するという余裕がない家庭もあります。
そんな時は、中古車への乗り換えで切り抜けるのも賢い選択です。
中古車の乗り換えシーンは、人それぞれの事情の数だけ存在します。
すぐにホイホイ乗り換えるのも、書類上の手続きに手間がかかったり、予算がかかってしまったりと、却ってデメリットになる場合もあります。
中古車を選ぶ時は、先の事も見据えて慎重に選ぶべきですね!!