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【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検が不合格になる場合と後日の対応方法

車検は検査なので基準を満たさなければ、当然不合格ということになります。

もし不合格になってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

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 車検が不合格になる理由

1.書類の不備

車検には必要書類があります。

きちんと税金を払ったという証拠などがないと車検は合格しません。

2.違反金の未払い

駐車違反などで未納の反則金がある場合、支払わないと車検は合格できません。

3.整備不良

ヘッドライトの角度やブレーキランプがきれていたといった場合には、ガソリンスタンドなどですぐに直して、その日のうちに再受験できます。

そうではなく、日数を要する整備が必要な場合もありますし、違法な改造で条件を満たせない場合は元に戻さないと合格できない場合もあります。

4.操作ミス

車には何の問題もないのに、運転してる人の操作ミスで不合格になる場合があります。

プロではなく、ユーザー車検を初めて受験するという一般の方に多いミスです。

たとえば、スリップ検査でハンドルを動かしてしまったり、ブレーキ検査でペダルの踏み方が甘かったとかですので、検査官にどこが問題だったか聞いて、再検査のときはそこに注意して挑みましょう。

車検が不合格になった場合はどうするの?

再度車検を受ける「再検査」をしないと、車検を合格しませんし、新しい車検証も発行されませんから公道を走ることもできません。

再検査の方法は、車検場か指定工場で受けることができます。

また、再度すべての検査をやり直すのではなく、不適合と判断された部分のみの検査となります。

指定工場や認証工場で整備を受けた場合は、整備料金が別途必要です。

指定工場には車検場と同様の設備があるので、車検場の検査ラインでの検査が必要ありません。

整備に合格すれば「限定保安基準適合証」が交付されるので、それを持って陸運局で登録すれば良いです。

しかし、認証工場で整備しても、検査の基準を満たしたか判断できないので、もう一度、車検場での検査に合格する必要があります。

車検場の検査ラインで再検査する場合は、検査官に“再検査です”と伝えて、不適合箇所と判断された部分のみ検査を受ければよいです。

再検査に合格したら、受付で車検証を受け取りフロントガラスの検査標章を張り替えておわりです(発行手数料がかかります)。

車検が不合格になった後の対応方法

当日

車検が不合格であった場合、初回を含めて3回まで(再検査は2回)再検査を無料で受験できます。

その3回までの検査で合格できず、でもどうしてもその日じゃないと休みが取れない場合などは、もう1度申請窓口に行き再申請をして、手数料を支払い再検査に挑みましょう(この申請も3回の制限あり)。

車検は不合格することも考えて朝早くから受験するがおススメです。

後日

1.不適合箇所が15日以内に直る場合

当日の再受験が間に合わない場合は、窓口にて「限定自動車検査証」を発行してもらいます。

発行手数料は無料です。

「限定自動車検査証」は、当日を含めて15日間有効期間があり、見た目は普通の車検証のようですが、検査で不適合となった箇所の内容が記載されています。

不適合箇所があって車検が不合格であれば、公道を走行することはできませんが、この証書があれば15日間ですが公道を走ることができます。

その間に不適合箇所を直して再検査を受ければ良いのです。

2.不適合箇所が15日以内に直らない場合

当日の再受験が間に合わない場合は、窓口にて「限定自動車検査証」を発行してもらいます。発行手数料は無料です。

15日以内に再検査する場合は、不適合の箇所だけ検査すればよく、「限定自動車検査証」があるので費用は1,300円で済みます。

ですが、車検から15日を超えてしまうと、再検査ではなく最初から検査を受けなければいけなくなります。

ですから、検査手数料も小型車は1,700円、普通車は1,800円かかってしまいます。

また、「限定自動車検査証」の期間も過ぎてしまいますから、公道を走るために、レッカー車を用意したり仮のナンバープレートを用意しなければいけません。

車検が不合格にならない、簡単な方法 ユーザー車検で安く車検を受ける場合、法定整備をしないまま受験すれば当然、車検が不合格になる確率は高くなります。

ですが法定整備がセットになった整備工場やディーラーなどの車検は、

・必要な書類を説明してもらえる

・整備不良箇所は修理してもらえる

・不合格になる条件をスタッフが知っている

・指定工場でなくても、車検場の検査ラインを熟知しているので失敗がない

・もし不合格になっても、整備工場ですぐに対応できる

など、そもそも車検を通せる車を受け付けているので、必ずといって良いほど車検は通ります。

“車検が通るか不安だな…”と、少しでも感じているのなら、プロに任せるのが一番の近道といえるのです。