【車ナビゲーション:車検の豆知識】住所変更をしていない車検証は、車検と同時に住所変更可能か
転職や転勤・結婚など、引っ越しで住所が変わることってよくありますよね。住民票や免許証などの変更手続きは忘れていないことは多くても、残念ながら、車検証の住所変更は忘れがちとなってしまいます。
そもそも車検証の住所変更ってどうすれば良くて、住所変更しないとどうなってしまうのでしょう?
また、車検のついでに住所変更をすることはできるのでしょうか?
ここでは、定期的にしなくてはいけない「車検」と同時に住所変更できるのか、そしてその場合どういった手続きがあってどのような書類が必要なのかを紹介していきます。
車検と同時に住所変更の手続きができれば、住所変更をしていない方にとって朗報ですよね。
車検と同時に車検証の住所変更はできるのか?
答えは『できます』です。
むしろ、「した方が良い」といえます。
その理由はいろいろありますが、基本的に車検証の住所を変更せずに放っておくのは法律違反ですし、諸々の手続きをする際に不自由が生じることがあります。
住所変更手続きを車検と同時にするメリットは?
『面倒な手続きが一度で済む』これに尽きるでしょう。
法律では道路運送車両法に車検証の記載事項に変更があった場合には、15日以内に手続きを行う必要があると定められています。
しかし、中には日々の生活に追われて車検証の住所変更をしないままになっている方もいるのではないでしょうか。
そんな時、必ずしなければいけない「車検」と同時に住所変更をすることで、面倒な手続きが1度で済ませることができます。
車検と一緒に住所変更をする場合、行っておいた方がいいこと
住所変更を車検のときにするからといって、何もしなくていいわけではありません。
春に毎年届く「自動車税」ですが、住民票を移した住所に届くのではなく、車検証に記載されている住所に届くことになっています。
郵便局の「転居・転送サービス」は1年間という期限がありますし、税金に関することなのでそれだけではやはり不安です。
そんな時は、車検証の住所を管轄する税務署に電話をして「自動車税の届け先変更手続き」をおこなっておくと、自動車税の納付書が新しい住所に届くので安心です。
住所変更をしないで放っておいたらどうなるのか
1.法律に違反しているので、最悪は逮捕される可能性もある
2.車検証に載っている住所に自動車税の請求書が届く
3.車を手放す際に、車検証上の住所との繋がりを証明する必要がある
等が考えられます。
車検の際に住所変更をする注意点
ナンバープレートを管轄する陸運局(運輸局・支局)が変わるエリアに引っ越しをした場合は、陸運局に車両を持ち込んでナンバープレートを付け替える必要があります。
その際に気を付けたいのが、『車検を指定工場に依頼する場合』です。
指定工場で車検をするのなら、車検の検査ラインを持っているので車検場に車両を持ち込む必要はありません。
ですがナンバープレートの交換が必要な住所変更手続きを依頼すると、別途「持ち込み費用」がかかる場合があります。
整備工場によっては持ち込み費用が高額になる場合もあるので、電話などで事前に費用を確認しておきましょう。
また、住所変更手続きをする際は、必ず「車庫証明」を取得する必要があります。
しかも、車庫証明には「1ヶ月以内のもの」という期限があるため、早く取りすぎても無効になってしまうため注意が必要です。
整備工場では、車庫証明の取得も受けつけているので、忙しい場合は頼むこともできます。
ただし、最寄りの警察署で出来る簡単な書類なので、自分で取得した方が安く済みます。