【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検ステッカーの見方と貼り方(位置)
フロントガラスにステッカーが貼ってあるのは知っているとは思いますが、その意味や見方までは知っていますか?
ここでは、フロントガラスに貼ってあるステッカーについて説明していきます。
車検ステッカー(検査標章)の見方
軽自動車は黄色、それ以外の車両は青色のステッカーです。
・表(外から見える):車検の有効期間が満了する年と月が表示されています。
・裏(車内から確認できる):車検が満了する年月日が表示されています。
表には満了する月までの表示となり、たとえ1日(ついたち)が満了日であってもその月が表示されるので、ステッカーの裏と車検証で満了日を確認しましょう。
同じくフロントガラスに貼ってある丸いステッカーは?
車検の四角いステッカーとは別に、丸いステッカーもフロントガラスの端に貼ってあることがあります。
室内から見て、右ハンドルなら左上、左ハンドルなら右上に、青くて丸いステッカーが貼られている場合があります。
そのステッカーは、12ヶ月法定点検をした際に貼るステッカーで、プロの整備士が点検整備した「安全の証」なのです。
・表(外から見える) 次の定期点検の時期を表示しています。
真ん中の大きい数字は平成○年という意味で、まわりのダイヤルは月を表しています。
・裏(車内から確認できる) 「定期点検整備を実施した年月日」「認証番号」「点検整備をした認証工場」「次回、点検整備をする年月日」などが記載されています。
定期点検のステッカーは、車検ステッカー(検査標章)と違って、フロントガラスに貼っていなくとも違法ではありません。
しかし、定期点検整備は道路運送車両法においてユーザーに義務づけられていますし、自動車の安全・安心を思えば確実に実施したいものですよね。
車検ステッカー(検査標章)の正しい位置
車検ステッカーは、前方から車検の見やすいように表示するように定められています。
大抵の車は、ルームミラーの根元前方の上部中央に内側から貼り付けます。
上部が着色されたようなフロントガラスの場合、前方から確認できる位置まで下方にずらして貼り付けます。
その他の車両には、運転席から遠いフロントガラスの上部に内側から貼り付けます。
車検ステッカー(検査標章)の貼り方
1.ステッカーのない半分(説明が記入されている方)を「きりとり」の部分で半分にする。
2.下にある「青シール」の上側半分を台紙からはがし、上にある「透明シール」の上側に貼りつける(透明シールの点線に沿って貼りつける)。
3.残り半分の「青シール」も台紙からはがして「透明シール」に貼る。
4.「青シール」を貼り合わせた「透明シール」ごと、台紙から剥がします。
5.車内のフロントガラス中央の、ルームミラーの根元あたりにシールを貼ります。
これでシール貼りは完了です。
車検ステッカー(検査標章)の剥がし方
ユーザー車検が世の中に広まって、自分で車検ステッカーを貼りかえる方が増えました。
ですが、車検ステッカーは、貼るよりも剥がすほうが大変な作業なのです。
2年もの間、暑さと寒さにさらされてきたのですから剥がれにくいのは当たり前ですし、犯罪防止のため、きれいに剥がれないようになっているからということもあります。
1.表面の透明シールを剥がす(爪で引っ掻ければ簡単に剥がれる)。
2.残った粘着質を霧吹き等で塗らし、濡れたティッシュとラップを重ねてしばらく放置する(蒸らして剥がしやすくする)。
3.スクレーパー(プラスチック製)などで、ガラスに傷がつかないようにゆっくりはがす。
4.粘着物質が残っている場合は、ウェットティッシュなどで擦るときれいになります。新しいステッカーを貼って完了です。