【車ナビゲーション】~車を買う!車を売る!車のトラブル解決!~

自動車に関して「知ってて得する」情報満載の 【車ナビゲーション】! 車を買う&売る&トラブル&車に関する悩みがコレで解決!!

【車ナビゲーション:車検の豆知識】ドレスアップ車(ドレスアップカー)は車検に通るか

街中を走っている車で、ときどき車高が低かったりマフラーがうるさかったりタイヤが太かったりと、何かとドレスアップをしている車を見かけますよね。

そういった車を見ると、“若いな…”、“さっぱり理解できない”と思う人もいれば、“カッコイイ”、“車が好きなオーナーなんだろうな”と思う人もいるでしょう。

とくに、男性や車が好きな方・若い方などは、ドレスアップカーに対しては、後者の前向きな意見が多いのではないでしょうか?

ですが、そういった車の車検はどうしているのでしょうか?

まさか、法律に違反して公道を堂々と走っているわけはないでしょうが、普通に車検を受けても通らない可能性もあるのでは…。

f:id:masaki1972surf:20170222002605j:plain

ドレスアップカーとは

メーカーが発売した状態の車を、自分の好みに変えていくことを「車をドレスアップする」といい、ドレスアップカーといいます。

メーカーから新車で納車された状態を純正のまま乗れば、何もドレスアップしていないことになりますが、大抵の方は、ルームミラーを付けてみたりカップホルダーを付けてみたりホイールを変えてみたりと何かしらドレスアップをしています。

その中でも、エアロパーツを付けたり、車高を低くしたり(ローダウン)、マフラーを変えたりと、走りに関係ある部分を改造(カスタム)している場合は、車に対してのこだわりも強く周囲からも視線を集めることが多いのですが、やり過ぎると車検に通らない可能性も出てきます。

ドレスアップカーの車検

車検に通る車は、「保安基準を満たしている(法律に違反していない)」ことが大前提です。

また、ディーラーなどの車検では、あまり改造しすぎていると最初から車検を断られる場合もあります。

ドレスアップしていても、手軽な改造で見るからに車検が問題なく通りそうな車ならば、車検を受けてもらえますが、車検に通るかあやしいような車の場合、ディーラーは信用が第一ですから、最初から受け付けてもらえ無い場合もあるようです。

“自分の車は車検に対応しているかあやしいな…”と思うのなら、ドレスアップカーの車検を多く扱う業者を探したりして、多くの知識を得る必要があります。

ドレスアップカーの車検は、

1.そのままでも車検に通る

2.構造変更検査を受ける

3.改造車両として登録し直す

以上のいずれかの方法で受けることができます。

1は、構造変更手続きする車両を少なくする目的があり、軽自動車や小型車で、長さ±3cm・幅±2cm・高さ±4cm・車両重量±50kg、普通自動車大型特殊自動車で、長さ±3cm・幅±2cm・高さ4cm・車両重量±100kg、以内の寸法なら、自動車部品を装着した状態でも車検の範囲内となります。

2は、そのままだと車検に通らないため、運輸局に「構造変更申請」する必要があります。

この申請をおこなって保安基準を満たしていると認定された車は、車検証の型式欄に改造の「改」の文字が入り「公認車検」とも言われます。

この申請をおこなった車は、車検を見事パスしたということで、堂々と公道を走ることができるのです。

申請には一般的に1週間ほどかかりますが、面倒なら業者に依頼するといいでしょう。

3は、福祉車両などの特殊用途自動車として登録するなどの方法です。

1、2、3のいずれの方法でも車検を受けなければ、「違法改造車」または「不正改造車」ということになり違法なので取締りの対象となります。

違反となり改善を求められて、15日を経過してそのままだと厳罰になるので、きちんと車検を受けて堂々と公道を走りましょう。