【車ナビゲーション:車検の豆知識】ヘッドライトにイカリングをつけていても車検は通るのか?!
最近話題のイカリングですが、イカリングを付けた状態で車検は通るのでしょうか?
“そろそろ車検の時期だけど、純正に戻すのは面倒だな…”と思っている方は案外と多いのではないでしょうか?
ここでは、ヘッドライトのイカリングについて紹介していきます。
ヘッドライトのイカリングとは何?
“イカリングってあのイカを揚げた丸い輪っか?”というのはあながち誤りではなく、見た目がイカリングと似ているから「イカリング」と呼ばれています。
ブームになったのは、ベンツやBMWなどの高級ヨーロッパ車のヘッドライトに純正で付いているもので、それを真似た丸型ヘッドライトに付ける輪型の発光器が、ドレスアップパーツとして販売されており、人気を集めているようです(主にLED)。
ヘッドライトを改造することで、夜間の点灯時だけではなく昼もまったく違う車に見えるような、カスタムインパクトのある見た目を手に入れることができるのです。
ヘッドライトにイカリングがついていると車検はどうなる
『ヘッドライトをイカリングでドレスアップ=改造』となるため、気になるのは車検ですよね。
車検が通るかどうかで、パーツを付けるか付けないか、ドレスアップするのかしないのかも変わってきます。
『車検に通る=保安基準を満たす』です。
イカリングは配線がされていれば灯火類として扱われますが、その中でも車幅灯に分類されると車検に通りやすいようです。
車幅灯の基準では、「白色の左右対称で2個または4個まで」なら問題ないとされています。
しかし、ディーラー車検などでは純正部品じゃないとNGという所もありますし、車検が通らない可能性があるものは最初からダメという所も多いのが実情です。
また、車検場の検査官は人間なので、それぞれに判断基準があって、通る場合もあれば通らない場合もあります。
そのため、イカリングが車検に通るかどうかの答えですが、新車時に国土交通省の型式指定を受けるなどして純正部品として付いているイカリングなら車検は通るでしょうが、ドレスアップ目的で後につけたものの場合は、『通るものもあれば通らないものもある』としか答えようがありません。
なので、車検をおこなう業者は“車検に通らない可能性があるので受け付けられない”と話す業者が多いのではないでしょうか?
車検に通らないと色々な手間と費用が増えますし、何より顧客の信用を失うため、改造パーツの車検は最初から受けない方針になっている業者は多いと思われます。
まずは車検業者に一度問い合わせてみるのが確実でしょう。
急増するヘッドライトの盗難被害
車の盗難事件といえば、今まではカーナビの盗難事件が有名でした。
しかし、メーカーでも盗難対策として、取り外し可能にして車内に置かないようにしたり、パスワードを入力しないと使えなくしたりと、様々な機能を導入して、ナビの盗難事件は減少していきました。
そして今では、イカリングの人気が上がるにつれて、イカリングを付けたヘッドライトの盗難事件も発生するようです。 その理由として、
・イカリングの人気が上がった
・イカリングに製造番号がない
・慣れた人間なら10分ほどで外せる などが挙げられます。
心配ならば、部品の盗難も補償される損害保険に加入しておくと万全かも知れません。