【車ナビゲーション:車の買い方編③】中古車の買い時、価格が下がる時期
本日は中古車の買い時、価格が下がる時期のお話です。
中古車は相場が変動するため、何も知らずに買うと同じ車でも高くついてしまうことがあります。
価格変動の要因には様々なものがありますが、これを見分ければ中古車独特の買い時を掴めますので、できるだけ購入費用を抑えることができます。
価格が下がる時期と下がる時期の見分け方
中古車の価格が下がる時期は、中古車の需要が落ちているときです。
つまり中古車を購入しようと考えている人が少ない時期ということです。
この時期には中古車販売店でも、価格を下げてでも車を売りたいと思うので、交渉もしやすくなります。
一般的に2月と3月は中古車市場に出回る車の数が多くなるといわれています。このためお望みの車も見つけやすく、需要が高くなります。
2月と3月に中古車の需要が高い理由は、これだけではありません。
学生の卒業や就職で、車自体の需要が高まっていることも関係しています。
この需要の高い時期を超えると、中古車の価格は一気に下がることから、この時期が4月中旬あたりから5月くらいであるといわれています。
また7月や12月前後はボーナス月であるため、中古車の需要が減り、価格が下がりやすいようです。
年明けの1月は、ボーナス後のイベントでお金を沢山使ってしまっている人も多く、需要が下がりやすくなっています。
供給が増える時期は価格が下がりにくい
新車を購入したオーナーがその車を手放し、買い取りや下取りに出すと、その車が中古車市場に出回って、流通することとなります。
つまり新車が売れている時期は、中古車市場に流通する中古車がとても多くなるのです。
新車を取り扱うディーラーは、販売台数によって自動車メーカーからの報酬金がアップするため、3月の決算期までに販売台数を上げる手段として、2月から3月にかけて新車の価格を下げます。
この時期を狙って新車を購入するオーナーも多く、2月3月には中古車が中古車市場に多くなるのです。
中古車市場に車が増える時期は、選択肢も多く、好みの車や状態の良い車を見つけやすくなりますので、需要も高くなります。
このため、2月3月は新車の価格は下がっても、中古車の価格は下がりません。
中古車の売れない時期が狙い目
中古車の買い時は、中古車を購入する人が少ない時期や、中古車販売店が売上を伸ばしたいと考えている時期です。
中古車を購入する人が少ない時期は、連休やその直後、ボーナス時期の前などでしょう。
これはイベントごとで忙しいときや、お金を使ってしまっているときには、車を購入しようとする人が少なくなる傾向にあるためです。
また、同じ車でも店頭に並んでいる時期が長ければ、価格が下がることもあるのでそれまで待っているのも良いかもしれません。
しかしそうしている間におもわぬところで目をつけていた車が売れてしまうこともありますので、タイミングを見定めて、良い時期には思い切って購入を決めることも大切です。