【車ナビゲーション:車の買い方編⑩】中古車購入時、値引き交渉7つのコツ
値引き交渉は新車の購入時にもよく行われますが、中古車の場合、購入候補となる車が新車のように同一でないため、相見積りでの値引き交渉が難しい傾向にあります。
中古車で上手く値引き交渉をするには、ある程度のコツが必要ですのでご紹介します。
①どのくらい値引きできるか
どのくらい値引きできるか中古車は新車よりも安い、とはいえ、数十万から数百万円はするものです。
高額な買い物になるため、値引き交渉は可能な限りしておいたほうが良いでしょう。
中古車販売店や車にもよりますが、交渉のやり方次第では、数万円程度は値引きしてもらうことが可能です。
②見積りの段階での値引き交渉
中古車を購入する際には、中古車販売店のほうで、必ず支払総額がわかる見積り書をつくってもらいます。
この見積り書には、中古車購入にかかる費用の内訳が記載されているので、何にどれだけの費用がかかっているのかを確認するためにも、詳細にチェックしておきましょう。
見積り書の中には「代行費用」などという項目が含まれています。
代行費用は、主に、名義変更などの手続きを代行してもらうのにかかる費用ですので、支払総額を抑えたければ、自分で手続きを行ってみましょう。
特に車庫証明は、自分でも簡単に取りに行くことができ、お金もそれほどかかりませんので、可能な限り自分で取るようにするとお得です。
また、下取りをしてもらう際には「下取車手続代行費用」という項目がある場合もあります。
これは下取りに出された車を、一旦中古車販売店の名義に変更するときにかかった費用となります。
新たな手続きが必要ないのであれば、ここはカットしてもらえるよう、担当者に申し出てみましょう。
③値引き出来ないか相談してみる
見積り書の中から、代行費用の関係で不要な部分を削ってもらったら、次に単刀直入に、どの部分を値引きしてもらえるか、相談してみましょう。
「もう少し安くしてもらえると購入が決めやすいのですが。」
「いくらくらいまでなら安くできますか?」など、
担当者に質問してみれば、どこを値引きすることができるかという具体的な話がしやすくなります。
契約交渉はお互いの意思を確認をするための重要な場面です。
まずは相談をしてみることが大切ですね。
④条件の良い方の車を選ぶ
複数の中古車販売店で、同じ車種の見積りを出してもらい、条件が良い方の車を選ぶということを、担当に伝えてみましょう。
中古車販売店の営業マンにとって、自分の担当で車が売れることは、収入にも反映されるため、非常にうれしいことです。
つまり、担当していたお客様が、他のところでも車の見積りをし検討した結果、自分のところで購入を決めてくれたら評価につながります。
ですので、いくつか見積りを取って、どこで購入するか迷っていることを伝えることは、値引き交渉をする際にとても役に立つのです。
⑤傷や凹みを直してもらう
中古車には、傷や凹みがある場合が少なくありません。
値引き交渉でかなりぎりぎりまで下げてもらっていると感じたら「あとはこの傷を修理してもらえれば。」など、傷や凹みについての相談をしてみましょう。
中古車販売店によっては、気になった傷や凹みを無償で修理してくれる可能性があります。
⑥価格をこちらから提示
値引き交渉が大詰めにさしかかってきたら、自ら正直に希望する価格を提示し「この価格であれば今ここで購入を決めます。」という意思を伝えてみましょう。
かなり厳しい交渉ではありますが、購入を決めてくれるか否かは、担当者にとっては非常に重要なことです。
場合によっては提示した価格で販売に応じてくれる可能性もありますので、交渉の余地有りと言えるでしょう。
⑦値引き交渉が難しい場合
中古車販売店の方針や、担当者の方針によっては、値引き交渉をしてみても、なかなか思ったように値引きをしてもらえないことがあります。
このような場合は、最終的に値引き交渉に応じてくれたら購入したい、という意思を伝え、連絡先を伝えておきましょう。
折り返し連絡をもらった際には、改めて中古車販売店を訪れ、結果的にどの程度まで値引きしてもらえるか、相談してみてください。
全ての交渉の段階において大切なことは、中古車販売店の担当者に対して、礼節をわきまえた接し方を忘れず、丁寧に話を進めることです。