【車ナビゲーション:車の買い方編㉒】中古車購入時の流れ
中古車の購入は、中古車販売店の対応にもよりますが、ある程度の全体像とポイントを掴んでいなければなかなかスムーズには行なえないものです。
中古車を購入する際の全体的な手続の流れと、購入に手間取らないためのポイント紹介です。
情報収集と予算決定
実際に中古車選びをはじめる前に、中古車購入にいくらまでのお金が使えるかを決め、情報収集を行ないます。
中古車の価格は非常に幅が広いため、先に予算を決めておかなければ選択肢が多くなりすぎてしまいます。
また、予算を先に決めておけば、中古車販売店で先に予算を伝えて、その予算内で条件に合う車を見つけてもらうことや、値引き交渉も可能になります。
情報収集は、おおまかな予算を決めるためにも役立ちます。
特に有用なのが、インターネットによる情報収集です。
中古車情報サイトですので、検索機能を使って、中古車の価格帯や相場を調べてみましょう。 希望の車がどのくらいの価格で売られているのかも確認することができます。
その他情報誌や口コミなどで、中古車に関する情報を集めておくのも有効的です。
駐車場の確保
車を購入したときに、駐車場がなければ不法駐車になってしまいますので、できるだけ早めに確保しておきましょう。
私有地がある場合でも、車を停めるスペースが無い場合には、近隣に駐車場を見つけておく必要があります。
共同住宅にお住まいの場合は、管理会社か土地の権利者に、駐車場を確保できるか問い合わせておきましょう。
中古車販売店を訪問
情報収集と予算決めである程度希望の車種が固まってきたら、次は中古車販売店を選びます。
中古車販売店にも様々な販売方法を行なうところがありますので、ニーズに合わせてどの中古車販売店が良いか、見当をつけましょう。
2~3店舗に絞られてきたら、実際に中古車販売店を訪問し、実車を確認します。 同じ車種でも価格やコンディション、納車の仕方なども異なりますので、いきなり1店舗に絞らず、必ず何件か見て比較検討することをおすすめします。
見積りを出してもらう
欲しい車種が決まったら、それぞれの中古車販売店で支払総額がいくら程度になるか、見積りを出してもらいましょう。
一般的には車両本体価格の他に、税金など車諸費用で、車両本体価格の15%~30%ほどが上乗せされるといわれています。
また、このときに価格交渉も行なっておくと良いでしょう。 時期や交渉の仕方次第では、提示された金額よりも数万円低い価格で購入できる可能性があります。
ほぼ契約が決まりそうな時点で前金が必要になることがありますので、販売価格の1割程度は準備しておくようにしましょう。
契約の手続き
購入の意思が固まったら、正式な契約の手続に入ります。
このときには実印と印鑑証明が必要になりますので、できれば事前に準備しておきましょう。
住民票が必要な場合もありますので、注意して下さい。 書類が整ったときには、所有者が自分の名義になっているか、車体番号は合っているかなどを確認します。
また契約前に傷などの補修の約束をしてもらった場合は、必ず契約書にその旨を書いてもらうようにしましょう。
代金の支払い
正式な契約が済んだら、代金の支払いとなります。
その場で全額現金で支払うか、支払い期限までに指定口座へお金を振り込みます。
銀行などでローンを組んだ場合は、ローンのためのお金が口座に振り込まれますので、それを確認してから、中古車販売店への振込を行ないます。
任意保険への加入
納車日の前に、任意保険(自動車保険)に加入しておきましょう。
中古車販売店が保険の代理店となっている場合もありますが、自分で保険会社を探して加入することもできます。
どちらを選択するのが安心でお得か、比較検討して加入しましょう。
納車
近くの中古車販売店であれば、指定された日に車を受け取りに行きましょう。
ほとんどの場合、事前に中古車販売店から連絡が入ります。
自宅まで届けてもらう場合には、別途代行費用がかかることを念頭に入れておいてください。
また、納車時も再度自分の目で車のチェックを行ない、運転する前に任意保険にきちんと加入出来ているかどうかの確認も行なっておきましょう。