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【車ナビゲーション:車の買い方編㉛】遠方(県外)の中古車を購入して乗って帰ることは可能?!

中古車は通常、自分の最寄りの店舗などで探して、後日納車してもらう、というのが一般的ですが、 中には、いますぐ乗って帰りたい!と思う人も存在します。

例えば、遠方の中古車販売店で中古車を購入した際、すぐに乗って帰る事は可能なのでしょうか?!

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中古車納入の基本的な流れ

中古車を購入した場合、車庫証明の届け出やナンバー登録などの手続きがあります。

自分で予め登録しておくと早い場合もありますが、分割払いの場合は、販売店サイドでローンの審査などもあるので、概ね、1週間~10日前後で納車されるのが、基本的な流れとなっています。

また、車検を通した時に、部品の交換があった場合は、+αで伸びる事になります。

遠方(県外)で中古車を購入して乗って帰る事はできる??!!

上記の基本的な流れを踏まえた上で、遠方(県外)で中古車を購入して乗って帰る事は出来るのか見てみましょう。

どうして遠方(県外)で購入して乗って帰るのか?

中古車を探す人の中には「安いから」という理由だけでなく、「どうしても乗りたい車両があるから」という人も存在します。

限定パーツを付け車や、特別なグレードの車に特別な思いのある人ならば、どこで探してもいい、という人も少なくありません。

しかし、遠方ほど「陸送費」が多くかかってしまうのも事実です。

遠くの中古車販売店へ行くまでの、自分の交通費も考慮しなければなりません。

そんな場合「自分で乗って帰る」という選択肢が現れるのです。

購入して乗って帰るまでに必要な手続き 遠方(県外)の中古車販売店から、家まで乗って帰る事は、「できない」事はないにしろ「簡単でない」事は確かです。

まず、乗って帰る車は「現状販売」のものである車に限ります。

「現状販売」とはその場で展示されている車を、その場で買う事ですが、販売店からの保証は、全くと言っていいほど期待はできません。

そして最大の難関は「名義変更」です。

車の名義変更手続きは、最寄りの陸運局へ現車を持っていく必要があります。

名義変更手続きには車庫証明も必要になるので、申請日数がかかってしまうのです。

そこで裏技として、販売店のある役所で自賠責保険契約をし、仮ナンバーをもらって、一時的に名義を抹消するという手法があります。

こうすれば購入した車で公道を走り、自宅に帰りつくことが可能です。

そのあとは自分で正式な手続きを踏み、仮ナンバーを郵送などで役所へ返却します。

しかし、多くの販売店は、このような「車両のみの販売」にいい顔はしないそうです。

遠方(県外)で中古車を購入して乗って帰る際の注意点

遠方(県外)で中古車を購入して乗って帰るケースの場合、注意したいのは「車の故障」と「販売店との交渉」です。

現状販売の場合、その商品の性質上、故障寸前の車や、整備が行き届いていない中古車である場合もあります。

走行中にトラブルに見舞われる危険性も、無きにしも非ずですので、走行には、十二分に気を付けるようにしましょう。

また、通常の購入とは違うので、納車費用などの各種登録諸費用の金額についても変わってきますので、販売店と確認する必要もでてくると思います。

「乗って帰りたい」と希望している段階で、かなり無理を言ってはいますが、登録諸費用などで疑問を感じた際は、販売店と綿密に交渉するようにしましょう。

遠方(県外)から中古車を購入して乗って帰る事は可能ですが、堂々と愛車として末長く乗る為には、正当な手続きを踏んで購入した方が、安全で安心かと思われます。