【車ナビゲーション:車の買い方㊾】中古車のローン返済が払えなくなった時はどうしたら良いのか
車を買う時点ではあまり考えないと思いますが、 様々な事情でローン返済ができなくなることがあります。
例えば、会社の業績や自身の体調などの問題から仕事を辞めざるを得なくなったり、 ボーナス払いの設定金額が高くて払えなかったり、 変動金利が予想より上がるなど様々な事情が考えられます。
車のローン返済が滞った時、何が起きるのでしょうか?!
ローンが払えなくなった時どうなるか
ローンを滞納すると、まずは引き落とし日から数日内に電話での確認や督促状が送付されます。
その後も滞納が解消されないと電話および郵送で再度督促がかかり、 それでも滞納が解消されないと最終的には車を引き上げられます。
引き上げに至るまでの期間は、引き落とし日から約1ヵ月半~3ヵ月間ほどが多いようです。
ローン返済が払えなくなり車の引き上げに至るまでの流れ
車の引き上げとは車をローン会社に一時的に預かられることです。
車を引き上げられた後も支払いがなければ、そのまま売却されてしまいます。
車の引き上げに至るまでの流れは次の通りです。
1.通常の引き落としを延滞:数日内に督促状を郵便で送付
2.再引き落としを延滞:電話と郵送で督促
3.再々引き落としを延滞:電話で督促、車の引き上げを説明
4.翌月の引き落としを延滞:電話で車の引き上げの日程を約束
5.支払いの最終期日直近:車の引き上げを実行
6.支払いの最終期日まで未払い:車は売却される
車を引き上げられてからでも支払期日に間に合えば車は戻ってくる場合もあります。
尚、この場合の支払いとは、車のローンの全額を支払う必要もでる可能性もあります。
車が売却された場合のその後ですが、 もともとのローン残額から売却額を引いて残額があれば、 当然のことながら引き続き支払いを継続する必要があります。
逆に売却額の方が高かった場合は精算後に返金されることになります。
ローン返済ができなくなったらどうしたら良いか
もしローン返済が難しい場合、まずはローン会社に相談をしましょう。
今後、一切ローンの支払いの目途がたたない場合は、早めに車を売却するのも手です。
通常、車は乗れば乗るほど価値が下がっていきます。
車を売却して、その売却益をローンの返済に充てるのであれば、1日でも早い方がよいでしょう。
ただし、中古車ですのでどこで売却するのかにより、買取価格にばらつきは生じてしまいます。
ローンの滞納を起こさないために気をつけるべき事
まずは現実的に返済可能なローンを組むことです。
車検や税金など車を維持するために必要な支出も視野に入れてローンを組みましょう。
そしてローン返済が厳しいと思われる場合は、早めにローン会社に相談をすることです。
ローン返済が厳しいと感じながら放置するのが最もよくありません。
そうしている間に遅延損害金が加算されていきます。
ローン会社によっては返済期間を延ばし月々の返済額を減らしたり、 一時的に返済額を減額するなど相談に応じてくれる場合もあります。
また、一時的に返済が厳しい場合は、 短期間なら利息がかからないキャッシングを利用するのも方法のひとつです。
借金を借金で払うのは抵抗があると思いますが、 その後の返済の目途がたつ場合に限っては、ひとつの手段と言えるでしょう。
車のローンは滞納すると、約1ヵ月半~3ヵ月間という短い期間で引き上げまで至ってしまいます。
そうならないためにも、ローンは無理のない範囲で組むということと、 もし返済が難しくなっても一人で抱え込まず、まずはローン会社へ相談をしてみることが大事です。