【車ナビゲーション:車の買い方 61】中古車購入で長期在庫車や決算時は値引きのチャンス?
「少しでも安く良い車が欲しい」これはどなたでもそう思うものです。
中古車市場では、いつ買うことが一番お買い得か、 いつ一番値引きが大きいか、気になることでしょう。
昔から「〇〇の時期は大幅値引きゲット」とか「決算セール開催」とか、 気を引くセリフが目につきますが、 本当に値引きが大きいのか、お得なのか、見ていきましょう。
中古車購入で長期在庫車は値引きのチャンスか?!
中古車を買う時に心がけておきたいことは、「新車と違い中古車はこの1台しかない」ということです。
そこで少しでも安く中古車を購入するには、在庫車、それも長期在庫になっている車を狙うことです。
言うまでもなく中古車販売店も在庫車の維持には経費が掛かります。
そして仕入価格を計算して即決を望んで値引き交渉にも乗ってくれる場合があります。
売る側もできるだけ在庫は抱えたくないということが本音でしょう。
気になる欲しい車が長期に店頭に並んでいる場合、販売員に声を掛けてみることをおすすめします。
もしくは中古車販売店へ、希望の車種と価格を伝えておくことで、 決算や価格の見直し時にすんなり交渉がまとまる可能性もあります。
決算時期は中古車も値引きになるのか?
新車販売では決算時期になると多少利益が減っても販売台数を増やそうという考えが働き、 結果として購入者からしてみると、他の月よりもお得に買うことができる可能性があります。
ところが中古車市場はちょっと事情が違うようです。
前述の通り、中古車はあくまで現物商売で新車のように同じ車は他にないという前提があります。
購入者が必要とする機能や状態を備えた中古車であり、価格感がマッチングすれば、購入に繋がる可能性も高いため、あえて大きく値を下げるということを選択しない場合もあるのです。
しかしながら、販売店の事情から一律には言えませんが、月末、年末、ボーナス時など、表立っては出ない個別の売り時のタイミングがあるようです。
販売店の決算期も、売上確保をするために販売台数を増やしたいという考えが働くので、値引き販売をする可能性も高くなり、狙い目かもしれません。
決算期は販売店によって異なるため、予め、お気に入りの中古車販売店をリサーチしておくようにしましょう。
ただし、販売店の決算時期が仮に3月だとしても、新入学や新社会人が車を購入する時期と重なるため、安くしなくても売り時であるため、値引きにならないこともあります。
新卒需要が落ち着く5月ごろ、ゴールデンウイーク明けから中古車市場は一段落し、 価格の見直しがなされるのが例年の傾向としてあるようです。
新車が売れる3月は下取り車も多く仕入れられていることになります。
これは、中古車市場に中古車が出回る時期になるということにも繋がります。
良い中古車を探すならば3月から5月が狙い目かもしれません。
日ごろから中古車販売店と良い関係を築いておくことで、市場の動向がわかるでしょう。
中古車の購入を考えている方は、早めにお気に入りの中古車販売店を見つけて、 チェックしてみることをおすすめします。