【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検後に故障があった場合対応は可能か?!
ある日車がエンジントラブル。
高いお金をかけて、業者に車検をお願いしたのに故障なんてありえないと思う方もいるでしょう。
車検後に故障してしまった場合、対応してもらえるのか見ていきましょう。
よくある「車検」についての勘違い
「車検」は別名「継続検査」と言い、本来は「車が公道を走行するための保安基準を満たしているか」を見る為の検査です。
車検を通すために整備する事はありますが、車検はあくまでも点検するのみで修理はしません。
車検をしたから車のコンディションは万全というわけではなく、経過年数によって摩耗したり、消耗した部品がタイミング悪く車検後に故障の原因となったというケースは少なくないのです。
まずは「車検」=「修理点検バッチリ」ではないという事をしっかり念頭に入れておきましょう。
車検後に故障や不具合などのトラブルが見つかった時の対応
例えば異音がする、オイルが漏れている、ブレーキが壊れたなどの不具合や故障が車検後に見つかった場合、対応はしてもらえるのでしょうか。
車検後の故障については「どの業者に車検や整備を依頼したか」が非常に重要となってきます。
例えばディーラーや整備工場などで車検の他に、24ヵ月点検や12ヵ月点検などの法定点検や整備をしてもらったのであれば「整備記録簿」が残りますので、それを見ながら業者を相手に故障時の対応を求めることができます。
もし問題が発生した箇所が明らかに近々に整備や修理をしてもらった箇所であれば、整備不良なども考えられるかもしれませんので一度、整備や修理をしてもらった業者や点検整備付車検をしてもらった業者に相談をしてみましょう。
車は多くの部品から成り立っており、それらの部品は劣化を免れず、不具合や故障に見舞われる可能性はいつでも起こり得ると言えます。
故障の全てが整備や修理のミスや不手際とは限らないので、整備業者と相談や交渉をする際は、整備記録簿をもとに冷静に話し合うようにしましょう。
車検後のトラブルを避ける為の秘訣
車検後に故障などのトラブルを引き起こさない為にはどうしたらいいでしょうか?
一番の解決方法は日ごろの整備・点検を怠らない事です。
自分の車の状態を良く知っておくことで、部品や消耗品の交換時期が分かるので、車検時にあわてる事はありません。
ディーラーや整備工場などで本格的に行うとそれなりの費用がかかってしまいますが、壊れてから修理するよりは、壊れる前の交換の方が諸経費などを含め安くなる傾向にあります。
また、車検業者を選ぶ時も安かろう早かろうではなく、口コミなどでサービスの良し悪しを調べておくことも重要です。
車検業者とのトラブルを避ける為にも、整備記録簿は自分でも把握するようにしておきましょう!