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【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検を通すのに必要なヘッドライトの明るさ(光度)・色温度(ケルビン)

ヘッドライトは、夜間に車を走行させるうえでは安全に直結する重要な部品です。

そのため、ヘッドライトなどの灯火類には法律で細かい規定がおり、それをクリアしないと車検に通りません。

灯火類の中でも重要なヘッドライトには、明るさや色などにどんな規定があるのでしょうか?

また、どのくらいの基準を満たせば車検が通るのでしょうか?

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ヘッドライトの明るさ・色温度とは

≪光度(カンデラ)≫

ヘッドライトの明るさはカンデラで表しますが、専用のテスターを使って明るさを測ります。

法律でヘッドライトに必要な明るさが細かく定められていて、その数値をクリアしないと車検に合格できなくなっています。

※カンデラ(cd)とは光度のことです。数値が高くなるほど明るくなります。

色温度(ケルビン)≫

色温度とは、熱を色で表したもので、単位はケルビン(K)です。

ケルビンは数値が上がるほどに赤から青に変わっていきます。

ヘッドライトのHIDもケルビンで表されるので、数値が高いからといって良いとは限りません。

なぜなら、ケルビン色温度を表す数値であって「明るさ」を表しているわけではないからです。

車検を通すのに必要なのは

≪光度(カンデラ)≫

・ハイビーム時の明るさは、2灯式では1万5千カンデラ以上、4灯式では1万2千カンデラ以上

・最高光度の合計は、22万5千カンデラを超えない

色温度(ケルビン)≫

・3,500~6,000K(ケルビン)程度

・色は左右で違ってはいけない(左右対称)

・白色または淡黄色でなければならず、青みが入っていると車検には不適合

ちなみに、6,000ケルビン以上、たとえば8,000ケルビンのHIDの場合は、青みが強くなってしまうため車検が通らない場合が多くなります。

ヘッドライトの種類による違い

最近注目のLEDライトですが、ヘッドライトにも採用されて注目を集めています。従来のハロゲンライトとの違いは何かあるのでしょうか?

≪ハロゲン(白熱電球)≫

・フィラメント(電流を流して光を放出する)への通電による電熱で点灯させる

・LEDに比べて寿命が短い

・夜間に切れると危険

≪バイキセノン(HID・ディスチャージランプ)≫

・充填されたキセノンガス等が封入されたバルブ内で放電され発光する。

・フィラメントを使用しないので断線による点灯切れがない

・寿命がハロゲンライトより長い

・LEDよりも価格が安い

・明るいので対向車に認識してもらいやすい

・光が届く範囲はLEDと同じくらい(ハロゲンより少し範囲が広い)

・明るすぎると車検が通らない可能性がある

≪LED≫

・価格が高め

・寿命が長い

・省電力のためバッテリーにやさしい

・熱をほとんど発生しない

・明るいので対向車に認識してもらいやすい

・光が届く範囲はバイキセノンと同じくらい(ハロゲンより少し範囲が広い)

上記のような特徴があります。

ライトを選ぶ際のちょっとした参考になればと思います。