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【車ナビゲーション:車検の豆知識】県外でも車検を受けられるのか

車検は、車を持っている方なら、2年に1度(新車は初回3年に1度)必ず受けなければいけないものですよね。

しかし、単身赴任で家族の住む県外ナンバーを乗っていたり、引っ越しや転職・転勤などで、仕方なく前の県のナンバープレートのままで車を乗っている方も多いのではないでしょうか?

中には、県境に住んでいるけれど、隣県の整備工場の方が近くて便利だという方もいるでしょう。

そういった場合は、近くの整備工場などで車検を受けることはできないのでしょうか?

それとも、車検のためにわざわざ前の住所の県に行かないといけないのでしょうか?

気になる疑問のあれこれを紹介します。

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県外でも車検は受けれるの?

車検は、県外であっても日本全国どこでも受けることができます。ですが、「納税証明書」がないと大変です。

なぜなら、納税証明書は県外では発行できない為、県外に住んでいる場合は納税証明書を再発行してもらうのに時間がかかりますし、郵送してもらわなければいけません。

毎年春に届く自動車税は、普通車は都道府県税・軽自動車は市町村税となるので、車検証に記載されている住所の都道府県や市区町村の地方税となります。

ですから、実際に住んでいるところへ税金を納めてもらった方がいいに決まっていますよね。

しかし、毎年、住所を変える方をすべて把握して税金をきっちり納めてもらおうとすれば、莫大な予算や人材・時間が必要になってしまいます。

法律では、車検証に変更があれば15日以内手続きをしなければいけないとなっていますが、それを破っても罰則はありません。

そこに長く住む予定のない方や、新しく車を購入する予定の方などは、その都度手続きせずに、新居の購入や新車の購入などに合わせて手続きを行なう方も多いようです。

車検証の満了日が近い場合は、「納税証明書」が手元にあるかどうか確認しておきましょう。

県外の車検に関する疑問

Q.住民票を移したけど、ナンバープレートは変えていない場合

A.問題なく車検を受けられます。

ただし、「納税証明書」を準備してください。

住民票を移しても車検証の住所はそのままですので、自動車税の納付書は車検証に記載されている住所へ郵送されます。

郵便局で手続きすれば1年間は新しい住所に郵便物が届きますが、車検証に記載されている住所の県税事務所に、住所変更と送付先変更の手続きをおこなえば安心です。

Q.住民票を移してない場合は?

A.家族がそこに住んでいるのなら、「納税通知書」が届くでしょから、紛失したり滞納する可能性も低いでしょう。

自動車税をしっかり支払って「納税証明書」があれば、何の問題もなく、日本全国どこでも車検を受けることができます。

Q.車検ならどんな車でも県外で受けられるの?

A.それはできません。

県外で車検を受けられるのは「継続車検」のみです。

「新規車検」はナンバープレートを交付してもらう必要がありますし、税金にも関係するため住んでいる管轄の運輸局でないと手続きできません。

「構造変更検査」は、車検証に記載されている管轄の検査場でなければできないことになっています。

Q.名義変更や住所変更は車検と一緒にできるのか?

A.できます。

名義変更には印鑑証明書、住所変更には住民票などの必要書類を役所に行って揃えなければいけませんし、車庫証明が必要なので、2㎞以内に保管場所を定めて最寄りの警察署へ申請しましょう。

面倒ですが、税金や自動車保険・遺産の分配など、いろんなことを考えると早めに手続きした方が良いですし、車検と一緒にしてしまった方が、面倒な手続きが1度で済んでしまいます。

車検を業者に依頼する場合は、スタッフに必要書類を説明してもらえますし、代行してもらえることも多いのです。

Q.車検が切れたらどうなる?

A.車検が切れても、ナンバープレートが付いているなら仮ナンバーを発行すれば「継続車検」できます。車検が切れたら公道を走行でできないため仮ナンバーを役所に申請するのですが、レッカー車があるのなら必要ありません。

Q.他人名義の車でも車検は受けられるの?

A.大丈夫です。

ただし、こちらもやはり「納税証明書」が必要です。

【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検が切れてる車の廃車手続きと費用

“車検が切れたらそのままでいいの?放っておいたら何か問題でもあるの?”と、疑問に思う方もいるかもしれません。

廃車にするにはどんな手続きがあって、費用はどれくらいかかるのでしょうか?

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車検が切れている車の廃車手続き方法

廃車の手続きは主に3つあり、その種類によって用意する書類や手続きの方法が変わってきます。

また、所有者本人でないと「永久抹消登録」も「一時抹消登録」もできないため、所有者が異なる場合は「所有権解除」の手続きをして、所有権を自分にしてから抹消登録の手続きをしましょう。

抹消登録をすると、運輸支局から「抹消登録証明書」が運輸支局から発行されます。

廃車の手続きを業者に依頼した方は、この証明書を確認して車が廃車になったことを必ず確認しましょう。

永久抹消登録

事故や災害ですでに使用しなくなった車や、すでに解体してしまった車に対しておこなう申請手続きです。

1.必要書類を用意して、管轄の運輸支局に行きます。

2.運輸支局の場内窓口にて、足りない用紙を入手します。

3.場内のナンバー返納窓口へナンバープレートを返却(前後2枚)し、手数料納付書に返納確認印を押してもらいます。

4.窓口へ書類一式を提出します。

5.場内にある税の申告窓口へ、自動車税自動車取得税申告書を提出します(余分に収めた分は月割りで戻ってきます)

一時抹消登録

出張や入院などで長く使用しない車や、個人売買や下取りに出したりして他人へ車を譲渡する場合など、一時的に使用を中止する車に対しておこなう申請手続きです。

1.必要書類を用意して、管轄の運輸支局に行きます。

2.運輸支局の場内窓口にて、足りない用紙を入手します。

3.場内の印紙販売窓口で、一時抹消登録手数料分の印紙を購入し、手数料納付書に貼ります。

4.場内のナンバー返納窓口へナンバープレートを返却(前後2枚)し、手数料納付書に返納確認印を押してもらいます。

5.窓口へ書類一式を提出します。

6.申請が受理されると「登録識別情報等通知書」が交付されるので、記載ミスがないか確認しましょう。

7.場内にある税の申告窓口へ、自動車税自動車取得税申告書と、登録識別情報等通知書を提出します(余分に収めた分は月割りで戻ってきます)

解体届出

一時抹消登録が済んでいる車を解体した場合におこなう届出手続きです。

1.必要書類を用意して、管轄の運輸支局に行きます。

2.運輸支局の場内窓口にて、足りない用紙を入手します。

3.窓口へ書類一式を提出します。書類の不備がなければ解体の届出は終わりです。

廃車の手続きにかかる費用

永久抹消登録

・申請書の用紙代

以上に、廃車手続きを業者に依頼した場合は、プラス代行手数料が必要です。値段はその業者によってまちまちです。

印鑑登録証明書は、役所の窓口で数百円かかります。

一時抹消登録

・一時抹消登録手数料

・申請書の用紙代

以上に、廃車手続きを業者に依頼した場合は、プラス代行手数料が必要です。

値段はその業者によってまちまちです。

印鑑登録証明書は、役所の窓口で数百円かかります。

解体届出

・届出の用紙代金

・解体費用 解体費用は、依頼する業者によって多少違いはありますが、【リサイクル料金(国産1万・外車1万5千・大型2万)+解体費用1万】、そこに、行政書士などに依頼すれば別途料金が必要になると理解しておいてください。

なぜ廃車にしないといけないのか

自宅の敷地が広いからといって、車検が切れてもそのまま放置していると、毎年1年分の自動車税が、前払いで納付書が車検証の住所に届きつづけます。

支払わないと、放置車両であっても「税金が未納」の状態になってしまいます。

廃車にしてリサイクル業者に買い取ってもらうと、1円にもならないボロボロの車であっても、資源として使えるパーツがあるので、思わぬ収入になることもあるのです。

また、面倒な申請も込みで引き受けてくれる業者も多くあるので、面倒くさがらずに取り組んでみましょう。

【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検が不合格になった時の再車検費用はどのくらいか

車検を受けて、もしも不合格だったのなら、車検が切れる前に再受験して、何とか合格しないといけません。

もしも自分がそうなってしまったら、どのように対処したらいいのか、再車検はどのようにすればいいのか、費用はいくらかかるのかなど、再車検について気になる疑問あれこれを解決していきましょう。

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車検が不合格になった場合の対処方法

車検を業者に依頼した場合

業者に車検を依頼する場合は、法定整備と車検がセットになったコースがほとんどです。

また、業者は車の整備と車検のプロですから、どういった車が車検が不合格になるのかわかっていますし、どうすれば車検が受かるかも知っています。

ですから、ディーラーや整備工場などに車検を頼む場合は、事前に整備した段階で、修理しなければいけない部分や交換する部品、かかる費用と要する時間がわかるのです。

つまり、事前にチェックした段階で、車検に要する手順や合格できる車両かを見極めているので、業者に依頼する場合は車検が不合格になりにくいのです。

また、そこが指定工場であったのなら、車検場に車を持ち込んで検査を受ける必要もないので、車検が通らない心配も少なくなるのです。

ですが、不測の事態が起きれば、プロであっても車検が不合格になる場合があります。

そういったときには、その日に対処できるのならば、その日のうちに再受験すれば問題はないでしょうし、依頼したユーザーは、引き渡しの時間が遅くなるくらいで済むでしょうし、

修理にかかった費用は、業者が見逃していた場合はサービスになることも多いようです。

修理に何日もかかる場合は、再度ユーザーと費用などの面で話し合いが必要になるでしょう。

自分でユーザー車検した場合

何度も車検場の検査ラインを経験している方なら、ローカルルールやラインの検査官の対応などもわかっているでしょうし、操作の手順やコツなども理解しているので、合格するのは簡単かもしれません。

しかし、初めてユーザー車検に挑む一般の方はルールや手順などを理解していない為、戸惑ったり操作ミスなどをしやすく不合格となることも多いようです。

では、車検場の検査が不合格になってしまったらどうすれば良いのか、一番気になる費用の面から下記で紹介します。

再車検の費用に関する疑問

Q.その日のうちに再検査すると、費用はいくらかかる?

A.1回の申請で受けられる検査の回数は、申請日当日であれば3回まで検査できます。

1度目の検査で不合格であったのなら、申請せずに、あと2回は無料で再検査を受けることができるのです。それでも合格できなかったら、再度申請して検査手数料を支払って、検査を受ける必要があります。

その場合も、検査できるのは3回までとなります。再検査できる回数は特に決まってはいませんが、地域によっては「3回まで」などと回数が決められている場合もありますので、申請の時などに事務所の方に確認しておきましょう。

Q.次の日以降の再検査費用はいくらなのか?

A.次の日以降の再検査となると、窓口で「限定自動車検査証」が発行されます(無料)。これがあると、15日以内の再検査であれば、不適合箇所のみ再検査すれば良いですし、検査手数料も1,300円程度となり、普通に検査を受けるよりも4~500円お得です。また、15日を過ぎた場合は有効期限が切れるので、車検の期限が過ぎていれば公道を走行できなくなりますし、検査も最初からで手数料も通常の1,800円程度かかります。

Q.合格するために工場で整備したら、その費用は別にかかるのか?

A.車検場は検査するところであって修理はできません。

ブレーキランプが切れていたらカーショップなどで購入して取り付けますが、その際の費用はもちろん自腹です。

また、指定工場や認定工場に持ち込んで不適合箇所の整備をすれば、その費用も自己負担です(法定整備しか受け付けていない指定工場もあります)。

指定工場でれば「限定保安基準適合証」が発行されますので、それを運輸支局に持ち込めば再検査せずに車検証を発行してもらえますが、認定工場であれば車検場での再検査も必要になります。

つまり、整備にかかる費用のすべては自己負担になることを覚えておきましょう。

Q.再検査に合格したら、そのあとの費用は?

A.再検査で合格したら、あとは通常の手続きと全く同じです。

検査員のハンコのある証書や必要書類を持って運輸支局事務所の窓口に行き、車の有効期限の更新をおこない、車検証を発行してもらいましょう。 

【車ナビゲーション:車検の豆知識】1日車検の流れと時間・費用

整備工場などへ車を車検に出してしまうと、だいたい5営業日はかかってしまい、その間は代車で過ごさなければなりません。

運転がニガテで自分の車以外は運転したくない人や、自分の車を仕事で使用している人などは、車検をなるべく早く済ませたい所です。

そんな人達の為に1日で車検を済ませる事ができる「1日車検」という車検があるのをご存知でしょうか?

ここでは新しい車検の形である「1日車検」についてご説明します。

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1日で車検が完了する1日車検の流れとは?

1日車検とはディーラーや整備工場などに車検を依頼した場合に、「車の引き取り→預かり→検査→納車」という流れで5日かかる作業が、「朝、車を預ける→検査→夕方引き取る」という流れで済む車検の事です。

基本的に予約制で、自分で車を持ち込み、帰りも自分で車を引き取りに行きます。

車検業者によってサービスは異なりますが基本的な1日点検のメニューは以下の通りです。

「車検」+「法定24カ月点検をもとにした必要最低限の整備」+「点検」

1日車検は点検の徹底的な合理化・作業の効率化によって成り立っているので、もし修理個所が発生して部品が入手できないとう事になると、1日ではすまないケースも発生します。

このようなケースを見越し、1日車検を実施している業者では必ず「1日以上かかる事があります」という一文を設けています。

1日車検はどこで受けられる?

1日車検は車検専用のフランチャイズ店舗などで受ける事ができます。車検業者は日本全国に展開しておりお住まいの地域でも看板など見かけたことがあるのではないでしょうか。

1日車検以外にも、もっと短い時間で済ませる60分車検、45分車検なども存在するのでまずは車検専用業者の見積りを取ってみる事をお勧めします。

1日車検にかかる費用の出し方について

点検・整備作業が効率化しているため、1日車検の場合費用を安く抑える事が可能です。

1日車検費用の出し方は以下の通りです。

基本検査費用+整備代行料+検査更新料+法定検査費用

この費用の中で「基本検査費用」「整備代行料」「検査更新料」は車検代行業者により価格が変わります。

どの代行業者もインターネットなどで見積りを取れるので何社か見積りをとって比較してから決めることをお勧めします。

1日車検における整備はあくまでも「車検向け」のもの。車検終了後に消耗する備品や部品などがないとも言えないので、日ごろからメンテナンスをしておきましょう。

【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検が不合格になる場合と後日の対応方法

車検は検査なので基準を満たさなければ、当然不合格ということになります。

もし不合格になってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

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 車検が不合格になる理由

1.書類の不備

車検には必要書類があります。

きちんと税金を払ったという証拠などがないと車検は合格しません。

2.違反金の未払い

駐車違反などで未納の反則金がある場合、支払わないと車検は合格できません。

3.整備不良

ヘッドライトの角度やブレーキランプがきれていたといった場合には、ガソリンスタンドなどですぐに直して、その日のうちに再受験できます。

そうではなく、日数を要する整備が必要な場合もありますし、違法な改造で条件を満たせない場合は元に戻さないと合格できない場合もあります。

4.操作ミス

車には何の問題もないのに、運転してる人の操作ミスで不合格になる場合があります。

プロではなく、ユーザー車検を初めて受験するという一般の方に多いミスです。

たとえば、スリップ検査でハンドルを動かしてしまったり、ブレーキ検査でペダルの踏み方が甘かったとかですので、検査官にどこが問題だったか聞いて、再検査のときはそこに注意して挑みましょう。

車検が不合格になった場合はどうするの?

再度車検を受ける「再検査」をしないと、車検を合格しませんし、新しい車検証も発行されませんから公道を走ることもできません。

再検査の方法は、車検場か指定工場で受けることができます。

また、再度すべての検査をやり直すのではなく、不適合と判断された部分のみの検査となります。

指定工場や認証工場で整備を受けた場合は、整備料金が別途必要です。

指定工場には車検場と同様の設備があるので、車検場の検査ラインでの検査が必要ありません。

整備に合格すれば「限定保安基準適合証」が交付されるので、それを持って陸運局で登録すれば良いです。

しかし、認証工場で整備しても、検査の基準を満たしたか判断できないので、もう一度、車検場での検査に合格する必要があります。

車検場の検査ラインで再検査する場合は、検査官に“再検査です”と伝えて、不適合箇所と判断された部分のみ検査を受ければよいです。

再検査に合格したら、受付で車検証を受け取りフロントガラスの検査標章を張り替えておわりです(発行手数料がかかります)。

車検が不合格になった後の対応方法

当日

車検が不合格であった場合、初回を含めて3回まで(再検査は2回)再検査を無料で受験できます。

その3回までの検査で合格できず、でもどうしてもその日じゃないと休みが取れない場合などは、もう1度申請窓口に行き再申請をして、手数料を支払い再検査に挑みましょう(この申請も3回の制限あり)。

車検は不合格することも考えて朝早くから受験するがおススメです。

後日

1.不適合箇所が15日以内に直る場合

当日の再受験が間に合わない場合は、窓口にて「限定自動車検査証」を発行してもらいます。

発行手数料は無料です。

「限定自動車検査証」は、当日を含めて15日間有効期間があり、見た目は普通の車検証のようですが、検査で不適合となった箇所の内容が記載されています。

不適合箇所があって車検が不合格であれば、公道を走行することはできませんが、この証書があれば15日間ですが公道を走ることができます。

その間に不適合箇所を直して再検査を受ければ良いのです。

2.不適合箇所が15日以内に直らない場合

当日の再受験が間に合わない場合は、窓口にて「限定自動車検査証」を発行してもらいます。発行手数料は無料です。

15日以内に再検査する場合は、不適合の箇所だけ検査すればよく、「限定自動車検査証」があるので費用は1,300円で済みます。

ですが、車検から15日を超えてしまうと、再検査ではなく最初から検査を受けなければいけなくなります。

ですから、検査手数料も小型車は1,700円、普通車は1,800円かかってしまいます。

また、「限定自動車検査証」の期間も過ぎてしまいますから、公道を走るために、レッカー車を用意したり仮のナンバープレートを用意しなければいけません。

車検が不合格にならない、簡単な方法 ユーザー車検で安く車検を受ける場合、法定整備をしないまま受験すれば当然、車検が不合格になる確率は高くなります。

ですが法定整備がセットになった整備工場やディーラーなどの車検は、

・必要な書類を説明してもらえる

・整備不良箇所は修理してもらえる

・不合格になる条件をスタッフが知っている

・指定工場でなくても、車検場の検査ラインを熟知しているので失敗がない

・もし不合格になっても、整備工場ですぐに対応できる

など、そもそも車検を通せる車を受け付けているので、必ずといって良いほど車検は通ります。

“車検が通るか不安だな…”と、少しでも感じているのなら、プロに任せるのが一番の近道といえるのです。

【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検に掛かる時間・日数の目安

2年に1度(新車は初回3年に1度)ある「車検」って、費用も手間もかかって面倒ですよね。

できれば簡単に安く済ませたのが、みんなの本音でしょう。

では、車検はふつう何日くらい必要なのでしょうか?

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車検に必要な日数の目安とは?

車検をしている店舗では、「当日車検」などと宣伝しています。

その通りで、条件を満たせば、朝受け取って夕方返すという流れで1日で車検が済んでしまいます。

そして、何日か後に、新しい車検証を店に受け取りに行けば良いのです。

つまり、車検にかかる日数の目安は1日~2日で、後で車検証を受け取りに行く必要があるということです(業者によっては郵送したり届けてくれる場合もある)。

ネットや電話で予約をして、車検当日に点検見積りをして、60分程度で車検が終了し車検証は郵送となれば、1回しか店舗に行かず、1時間半程度で車検が済んでしまう場合もあります。

早めに予約すれば、朝に勤務先に車を取りに来てくれて、まだ就業中の夕方に届けてくれるところもあり、勤務中にすべての車検を終えられる場合もあります。

新しい車検証が届くまでは、フロントガラスに仮の証書が貼られますが、一週間ほどで新しい車検証が届くことになります。

ただし、“条件を満たせば”というのが前提としてあります。

車検の日数が長引いてしまうのは、「車検が長引く主な理由」で説明しています。

その事由がなくて、『事前に車を点検』し、車検整備の当日にどの部品を交換し、どの部分の修理が必要かがわかり、整備に必要な工程やかかる時間・部品・金額を、「車検する業者側」、「依頼するユーザー側」の両者が把握していることが重要といえます。普段、車のメンテナンスをマメにしているという方は、車検当日の整備工程も少なくなったり時間がかからない傾向にあるようです。

車検が長引く主な理由

1.整備に時間がかかる

部品が届くまで時間がかかる「輸入車」「特殊車両」「製造の古い車両」等の場合、整備に日数を要する場合があります。

どうしてかというと、部品を取り寄せるのに日数がかかってしまたり、部品を取り寄せる業者探しから始めなければいけない場合があるからです。

比較的新しい日本車の場合は、整備するのにも部品が手に入りやすく、整備できる人も多くいますから、整備に時間はかかりにくい傾向にあります。

ですが、そうでない車種の場合は、整備に時間がかかってしまうのも覚悟しなければいけません。

特に、並行輸入車やクラッシックカーといった類の車種は、海外でないと手に入らない部品や製造中止の部品が必要な場合もありますし、整備作業自体も詳しい人でないとできません。

ですが、そういった車の愛好家であるオーナーさんは、管理の大変さよりも車び対する愛が勝っているので、話しが合う馴染みの整備業者を持ってることが多いようです。

みなさん、車検の期日がわかっていたら早めに予約をとって、車検の日に合わせて部品を取り寄せるといった工夫をしています。

車検の予約を早めにおこなうことで、車検の整備に必要な部品を早めに取り寄せることができますし、期日に余裕があれば、“車検にかかる費用をなるべく安く抑えたいので、中古部品を探してもらえませんか?”といった、顧客の要望にも、余裕を持って対応できるのです。

2.予約がいっぱいの中、無理して車検を引き受けてもらった

その整備工場で整備できる車の許容範囲は最初から決まっています。

なので、予約でいっぱいの状況に無理して割り込もうとすれば、予約された車の整備が終わった後の時間や手が空いたスタッフを使うしかありません。

そうなると当然、整備するのにも時間がかかってしまいます。

どうしてもその業者に車検を頼みたいのなら、日数がかかるといわれても任せるしかありませんよね。

車検の期日が近づいてきたら、“忙しいからギリギリでいいや…”ではなく、早めに業者選びに取り掛かりましょう。

車検期日のギリギリに予約すると、通常の期日よりも長い期間かかってしまったり、代車がないと言われたり、割高になる場合もありますし、業者によっては断られてしまうこともあります。

今ではネット環境が整っているので、いつでも簡単見積りができますし、費用の目安や口コミ情報などいろいろな情報を得るのも簡単なので、面倒くさがらずに早めに取りかかって予約をすれば、いろいろな割引サービスや特典が増えます。

3.車検の何日か前に、実際に車を点検してもらってから見積りを出す

普段からこまめにメンテナンスをしている方ならいいのですが、製造してから何年も経った車や、日頃のメンテナンスを怠っている方は、車検整備で思わぬ不備が発覚することもあります。

そういった方が、車検の当日に点検見積りを予定していると、予期せずに修理しなければいけない部分が発覚した場合などに日数を要する場合があります。

そうならないようにするには、車検の点検見積りを何日か前に済ませ、車検当日に整備する部分をあらかじめ知っておくことが重要です。

 

【車ナビゲーション:車検の豆知識】車検の新規と継続の違い

車を所有している方だったら、2年に1度(新車は初回3年に1度)必ず必要な、身近なものである「車検」ですが、その車検にも新規や継続といった種類があるのをご存知ですか?

車検の種類と、その特徴や違いなどを詳しく紹介していきましょう。

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車検の種類と、その特徴

 1.新規車検(新規検査)

新車や一度抹消した車などを再び公道使用できるようにする車検です。

ナンバープレートが交付されるので、その車を使用する管轄の陸運局などで検査を受けます。

また、国土交通省の指定を受けている自動車整備工場では検査できますし、登録の代行サービスもしています。

2.継続車検(継続検査)

車検証の有効期限を引き続き延長して使用する場合に受ける検査です。

車検証の住所に関係なく、最寄りの陸運局などで検査できます。

また、国土交通省の指定を受けている自動車整備工場でも検査できますし、登録の代行サービスもしています。

3.構造等変更車検(構造等変更検査)

一定の範囲以上に、自動車の長さ・高さ・幅・最大積載量などを変更させる改造をした場合などに受ける検査です。

使用する本拠地を管轄する陸運局などで検査できます。愛車のカスタマイズや福祉目的など、車を改造する目的はさまざまです。

継続車検と新規車検の違い

ナンバープレートが付いている状態を「継続車検」、付いていない状態を「新規車検」として受験するのが最大の違いです。

ナンバープレートが付いている車と付いていない車の違いは以下の通りです。

ナンバープレートが付いている

・抹消登録をしていない

自動車税を支払う必要がある

・車検期間内であれば公道を走行することができる

ナンバープレートが付いていない

・抹消登録をした車両

自動車税を支払う必要がない

・公道を走行することはできない

また、新車を新規登録するのは大部分の場合ディーラーで行いますので、わたしたちのような一般人は、個人売買で車検がきれた車を購入した場合や、外国で販売されている車を個人輸入した場合などに新規登録するのがほとんどなので、そのときに扱うのは中古車ということになります(海外の新車を個人輸入した場合は新車の新規登録)。

そして、ディーラー車検や車検サービスをおこなう業者で一般の方が依頼するのは、ナンバープレートを付した状態での「継続車検」がほとんどです。

そのため、わたしたちが“そろそろ車検が切れるから業者を探さなきゃ…”というように、よく使う車検は継続車検のことを指しています。

新規車検を受けるにはレッカー車か仮ナンバーが必要

ナンバープレートが付いていない車は公道を走ることができません。

レッカー車を持っている業者の場合、新規車検登録のために車を運輸支局に運ぶのは問題ありませんが、一般の方はレッカー車なんて持っていませんよね。

公道は走れない、レッカー車は持っていない、となると運輸支局に新規車検登録をしにいく時だけ使えるナンバープレートが必要です。

それが「仮ナンバー」です。

仮ナンバーは、ナンバープレートの斜めに赤い線が入ったもので、それを付けた車両が公道を走行しているのを見かけたことがあるのではないでしょうか?

手続きは、最寄りの役所の窓口でおこなえますので、ホームページで確認してみましょう。

ちなみに、仮ナンバーを使用できるのは2~3日と期間が短いため、申請に行く日が決まってから、当日もしくは前日に手続きする必要があります。

抹消登録とは

抹消登録は、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2つに大きく分けることができます。

永久抹消登録は、車を廃車にして解体することを前提としておこないます。

大きな事故や災害、老朽化や経年車など、車を処分したいときにこの永久抹消登録をおこなうのです。

一時抹消登録は、長期の出張や入院を余儀なくされて車に乗らない期間が多くなったり、車検の期間がきれた車を下取りに出す場合など、一時的に廃車状態にすることです。

この場合、再度申請をすれば公道を走れるようになりますし、“やはり廃車にする”といった場合には、永久抹消登録をやり直します。

“敷地内に保管するから抹消登録は必要ないの”という方もいるかもしれませんが、そうなると毎年自動税の請求が届いてしまいますし、支払い続けなくてはいけません。

車検期間が1ヶ月以上残った場合に永久抹消登録すれば、自動車重量税も月割りで戻ってくるのでうれしいですよね。